車中泊で使うマットは断熱を考えて選ぼう -対流とは-

前回は車中泊の断熱のテーマとして熱伝導とはというテーマで書かせていただきました。

今回は断熱のテーマとして「対流」を説明します。

対流とは?
加熱した物体が流れて動くこと (物体とは主に空気、液体になります)

簡単な例であげるとエアコン、ヤカン等になります。

エアコンは空気を温めます。空気が温まると上にあがります。上にある冷たい空気は下にさがります。
このような空気の流れが対流です。
ヤカンも同様です。下から熱すると水がお湯に変わります。
お湯は上昇して上部の冷たい水は下にさがります。
この流れも対流です。

密閉された空間では暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降するという法則をマットに当てみます。

エア マット
マットの中がほぼ空気です。エア マットの中は常に対流が起きています。
エア マットを車の床に敷いたときどのような効果があるか。
床とエアマットの境で空気を冷やすその空気が対流によって暖かい空気と混ざります。
真冬の極寒な状態では冷たさが勝ってせっかく体から放射された熱が冷たい空気と混ざってなかなか暖まりません。

どれだけ時間がたっても常にマットが冷たい状態でキープされるので温めるということに対する効率は非常に悪いということになります。

逆に夏場はエアー マットはなかなか暖まらずに快適な温度をキープできるということですね。

逆に空気の層が何重にもなっているのは、インフレーターマットです。
こちらは空気の層が何重にもあるので熱が対流によって逃げずに快適は暖かさをキープできるという事です。

逆に暖かいのをキープできるということは夏場には不向きということになるのです。

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